肋骨の位置を整えて自然な力の流れを作る
私の脚はこれだけまっすぐになる脚なんですね!
先日来、パーソナルレッスンに続けて来てくださる方の依頼で
今回はカルテではなく、写真をレイアウトしてお見せした。
この方は昨年夏前ごろから
元々体は固いと自覚はされていたが
朝起き上がるにも辛く、腕は90度から上に上がらず
脚もしびれたり、足裏の感覚も薄く、開脚も難しく
それをするにも痛みがあり、とても辛い思いをされていた。
初めてお会いした時は、腕を上げるためにやってみたことでも
最初は、体を必死で守ろうとする無意識のうちの拒否反応が出て
やり方を変えて寝た状態からやってみたら、
ほぼ真上に近いところまで腕が上がるようになった。
とても喜んで帰られて
その時のカルテをお送りした時には
これからの自分の体に希望を持てたと、とても嬉しいメールをいただいた。
11月末に来られて、年内に新たに2回レッスンをご一緒して
その度に普段の立ち姿も変わってこられて
お家でも
「そんなに長い首だったっけ!?」
と驚かれるくらいになった。
今年初めてのレッスンの写真をお送りしたら
とても驚かれて
「こんなに私の脚はまっすぐになる脚なんですね!」
とメールをくださった。
股関節はさあ開こうとか、何気なく使っていると
やはり固まりがちだが
この時のレッスンで「脚を開く」「脚を上げる」
ということから
意識を外せるようにして
寝た状態で、体幹だけに意識が行くように誘導したら
脚は90度以上に痛みもなく、無理もなく上がり
それもまっすぐ歪みのない状態でできたものをお送りしたのだった。
最初の状態から思えば、びっくりするほどの変化だと思う。
もちろん、こちらが誘導してしてもらったものだから
ご本人がその感覚と意識をもってできるようになられて
無理なくできるようになるには、まだ時間がかかる。
それでも、自分の体が全く無理なことと思っていたことが
諦めないで、自分の体の位置感覚や方向、使い方を覚えていけば
できることなのだと希望を持ってもらえるのは
とても大事なことだと思っている。
諦めながら、現状のまま諦めるのと
自分の意志を持って、例え違っていてもやってみて
その違いを修正しながら、身に着いた感覚を
間違いなく自分のものに丁寧に一つずつ覚えていくのとでは
全く体は違うものになる。
人の体は加齢と共に変化していくが
年を取ったから衰えてできないと諦めるよりは
体が変化したから出来づらくなっているものを
どこがどう変化して、どうすれば無理のない状態にできるのか
観察し、できることをやってみた方が
生活のクオリティは間違いなく変わる。
若い時とは同じではないからこそ
今の体を最大限、快適に使う方法を考えて使う方が
毎日は楽しい。