股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
教わるということ
人の作品を踊らせてもらう時には
自分の理解がそれでいいのかどうか
教えてくれる人にチェックしてもらう必要があるから
教わったその時点で動いて見せる。
教えてくれる人が
自分よりうんと若い人だろうが、立場が違おうと
全く関係がない。
作品の前には老いも若きも関係なく
教えてもらえるのは、とってもラッキーなこと。
特に年齢やキャリアが上がれば上がるほど教えてくれる人が少なくなる。
自分で理解しているだろうと思われやすいが
上手い下手ではなくて、1人で踊るわけではない場合はなおさら
自分が感じて受け取ったことが
人にどう見えるのかを人に言ってもらうのは貴重なことだ。
それが確認できていると
自分の理解が深まるだけでなく
全く同じ振りであっても、見せ方も見え方も変わってくる。
自分が理解したことだけではなく、さらなる認識のために
人の教えてくれることを素直に教わることは
表現力の肉付けになる。
表現力ってどんなに感情が込められるかではなく
どれだけ自分の体に伝えられるか、ということだと思っている。
表現することは体を通してすることだから。
自分の体も技術も現在進行形で
まだまだ伸びしろがあるはずだと思っているので
自分がヒントをもらって教わることができるのは
本当にありがたいこと。