肋骨の位置を整えて自然な力の流れを作る
反り腰さんのポッコリお腹を改善するために
反り腰になる人は、体幹の底を面で押しにくいので
股関節にもつながりにくく
なかなか充分に背骨が伸びにくい傾向があります。
お腹をしっかり伸ばそうとして、意識が前側に行きやすく
肋骨を上げてしまいがちになるので
体幹の流れがつながりにくく、お腹はポッコリ出たままになりやすいです。
私の言うことをよくわかってくださっているので
骨盤が上がらないようにして
体幹の底を押そうと意識されていますが
肩甲骨ははがせているけれど
腰椎あたりの感覚は薄く
背骨を丸く広げて更に体幹の底まで
繋がって押すことが
この時点では難しいようです。
下腹を胸郭の中に流れを作るように
肩甲骨下に向かって一旦お尻の底まで
すくいあげるようにして
背骨の前のきわきわのところを
這い上がり、できるだけ腰椎が伸びて広がるように
体幹の底を押しつつ伸ばします。
骨盤が上に上がってこないように体幹の底に
できるだけつなげる意識で。
イメージは三日月が脚の台の上で、スライドして角度を変えるように。
三日月を寝かせる2(2016年5月30日)
↑伸びあがる時には、これの逆バージョンと考えて。
このあたりで、ようやく下腹が少し感じられるようになっています。
ここで肋骨前側を上に伸ばそうとしないで
肋骨の位置はそのままキープして
あくまで体の裏側を伸ばすことが大事です。
肋骨を上げてしまうとつながりがなくなります。
つま先重心でなく踵もしっかり感じて。
いかにも反り腰ではなく
かなり体の裏側を意識して背骨が伸びてきています。
この方向でいいですが、まだ感覚が覚えたて1年生なので
引き続き、また改めて違うバージョンも試してみて
更に楽で無理のない立ち姿で
お腹をスッキリさせてもらいます。