坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
使える体幹のための胸郭の意識
昨日のレッスンで、胸郭の方向を斜め上に上げてしまい
反り腰になって、脇も背中も縮んで背骨が伸びにくい人がいたので
なぜそうなるかを説明するためにしてもらったこと。
立ったままでは感覚がわかりにくいので
うつぶせに寝てみるのもいいが
手足のいらない力も抜いてほしかったので
(胸郭の方向が斜め上)
(胸郭が床と並行)
台の上にうつ伏せで胴体を載せてもらい
手足は垂れ下がるようにした。
少しわかりにくいかもしれないが
上の写真では、バストの位置が前にある。
女性は特にバストのふくらみがあるので
うつ伏せにすると苦しく感じるので
バストを前にずらした状態にする人が多い。
そうすると、背骨はこの写真で言えば下に押されて
背骨は反る。
「しなる」と「反る」は違う。
背骨が反ると体幹と
手足とはつながりにくくなる。
この写真でも胴体は前方向に引っ張られて(立てば上方向)
上半身はぎゅっと縮んでいるし、肩甲骨の位置も上がりやすいので
巻き肩になる人もある。
下の写真ではバストが真下に来るようにした。
胴体が随分楽に伸びている。
胸郭は内圧で膨らむようにしている。
前も後ろも膨らむといっても
それをすることで、背骨の上下の張りが感じられるので
自然にストレッチされて
厚みはあっても、締まった体になる。
背骨はまだまだ伸ばせると思うが
体幹の底を感じられるようになり
首も伸びて
「手足が楽!」
と言われる。
この状態で立てると、背骨が伸びて
体幹の感覚が感じられて
様々な無理のない動きにつながる。
部分的な力が入ると流れがなくなる。
流れのある状態にすれば、無駄な力が抜けて体の動きも滑らかになる。
昨年書いたコラム、きれいな立ち方ー受講者様からのご質問1(2018年11月1日)
うまさきせつこのボディコントロール/モダンバレエ研究所HP
今日のブログ朝スッキリ起きられる幸せ