重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
骨盤幅に収納された楽な正座
先日、法事の席で2時間近く正座で座っていました。
普段は長く正座することはないので
長い時間同じ姿勢は、少しストレスを感じはしましたが
全く痺れることはなく、立ち上がった時も
痺れていませんでした。
正座をすると脚が太くなるとか、短くなるとかいう人もありますが
それは、脚がねじれていたり、背骨が伸びていない
負荷のかかる状態でなら、そうなるでしょうが
背骨も脚も伸びて、きちんと折りたためれば、そうなりません。
体幹の底を押してぽってり膨れたお腹をスッキリ伸ばしたい(2018年4月8日)
骨盤と脚が固まっていない状態で膝立ち。
サポートしているのは胸郭の張りの状態をキープして
お腹が縮んで来ないように、背骨を伸ばすため。
この感覚を覚えるにはタオルを使って上下、前後左右の張りの感覚を覚える(2019年9月10日)
は有効。
何も意識しない状態では、腿の内側は長く
脚は外に広がっていきやすく、骨盤幅から
脚がはみ出していくものですが
太ももの内側は体幹に引き込まれて
膝は前を向いてまっすぐです。
背骨が双方向に伸びたまま
ハムストリングスも伸ばされて
頭から起こすのでなく、伸びた背骨を引き合ったまま
床方向にズンと下すと、座面は腿の裏が長く広く座れます。
背骨が引き合われたまま、前に体を倒さず立ち上がれば
骨盤幅に脚が収納された状態のまま
脚はねじれず、歪まず、痺れることもなく
楽に立ち上がれます。
座骨から膝まで、長い距離で、スッキリ座っています。
かかとが当たる位置は腿の裏。
座骨から膝が短くなっていると
かかとが座骨より手前になる人もあり
背骨もお腹も縮んだきつい座り方になります。
参考:正座、開脚ー連動できる背骨の位置(2019年8月6日)
足首が固くて正座が出来ない(2015年11月12日)
↑こちらから正座関連のコラムにリンクできます。