坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
体幹からつながる長くて楽な腕のシミュレーション
腕がいつも重い きつい
すぐ痛くなる 力が入ってしまう 固まる
そんなことが続くうちに腕が上がらない
などの悩みになることも少なくありません。
なぜきついのでしょう?
なぜ固まって力が入り、自由度が低い状態になるのでしょう?
腕だけを動かそうとするからです。
体幹につながって操作できる状態ならば
腕は軽く、長く伸び、きつさがありません。
今日は、体幹につながる長くて楽な腕のために、お家でできるシミュレーション。
バーの上に肘の手前、体に近いほうを載せています。
体から見て「V」の字または「L」字のラインになりますね。
この形を手前に引くのですが
ちょっとストップ!
タオルを巻いていますね。
タオルを使って上下、前後左右の張りの感覚を覚える(2019年9月10日 )
のようにタオルで胸郭周りを縛ってみて
それをパンと張ってみて下さい。
前だけを張るのでなく、内圧で上下左右、
特に感じにくい裏側を広げる意識をすることが大切です。
これをやってみながらすると
背骨が伸びるので、より腕の張りやつながるが感じやすくなります。
準備ができたらやってみましょう。
赤い矢印が引き合うように書かれていますね。
このベクトルが大事です。
強い力を使う必要はありませんが
指先が縮んでいると、ベクトルは片方向
脇から肘が短くなっていると、これも片方向。
わかりにくい時は
こんな風に手首で腕を押してみて下さい。
これは元々寝た状態で、人の手を借りていますが
立った状態で、自分で空気を押すようにしてもできます。
ここから「曲げる」意識でなく
肘を折るように引いてください。
そうすると、下の図のようになります。
この張りのベクトルをキープしたまま
下におろすのでなく、改めて手前に引くということです。
カンカンにがんばって伸ばすのでなく
つながりと心地いい張りを感じられるようにシミュレーションです。
引いてみるとこんな感じです。
きつい感じがしたら、どこに力が入っているのか
自分の体を触って探してみましょう。
シミュレーションとは実験すること。
こうしてみたら、どうなるかな?ということを
やってみて、ここでは自分の状態に合わせて
つながりや力の強弱、いらない張りを感じたら
どこに力が入り、どう抜いてみたらいいかと
試行錯誤してみることです。
人の体はおおむねは同じように見えても
環境や体格、習慣などによって千差万別。
自分自身の自分のための感覚を探して習慣にする。
それがボディコントロールです。
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10月26日㈯ 9時半~12時半 100番スタジオ411号室 受講料 6,600円
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