重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
安定した肩甲骨から楽に前後開脚
先日、公開した動画肩甲骨につながる手首(動画バージョン)(2019年9月1日 )
で、肩甲骨からつながる体幹の感覚を持続して
前後開脚をやっていただきました。
この方は、前後開脚自体はできるようになられていましたが
後脚側の股関節が詰まる感じが、ずっとありました。
体幹の意識はされているのですが
いざ前後開脚!となると
体幹の感覚が抜けてしまうので
何かいい方法がないかと思っていました。
昨日書いたコラム、肩甲骨だけを動かそうとしていませんか?(2019年9月7日)
と同じく、脚を開いていくことに意識が行ってしまい
つながりを感じたところから順に伸ばしていく、という過程をすっ飛ばしてしまいます。
大事なのは、焦って最終形に持っていこうとしないで
初めは一瞬でできなくて、そろそろやってみたとしても
つないでいく感覚を習慣化することです。
彼女は手首から肩甲骨をつなぐ感覚がわかった時に
とても納得できて、前後開脚をやってみたら
ものすごく実感があったそうで
「過去最高!」
と喜ばれていました。
肩甲骨周りを固めてしまうきらいがありましたが
その不自由さが払拭できたようです。
そこからはすることのあれこれが、とてもいい方向に向かっています。
今得た感覚を磨いていくことで
更にいい状態になっていくと期待しています。
私も、以前は同じような経緯をたどって
楽な感覚を得ました。
感覚を育てていくと
自分の体に対して、とても繊細になっていくもの。
誰もが通る道です。
ボディコントロールは自分の体に合わせたオーダーメイド。
誰一人として同じ体はありません。
大きな流れでは同じことをしても
小さな微調整で、体は驚くほど楽になります。