股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
連動できる「よい姿勢」は穏やかで無理がない
先日の神戸WSに来られた方が言われていたこと。
「体幹の感覚って
とってもきついことを繰り返し練習して
それを克服したうえで
身に着くことだと思ってました」
「!?」
ちょっとびっくりしました。
私にはそんなイメージは全くなく
体の位置感覚がわかり、力の流れを自覚するたびに
今までの自分の体に、どれだけ負荷がかかっていたのかがわかり
いらない力が抜けたら
こんなに楽で、今まで無理だと思っていたことが
難しいことではなくなる、というのを
実感しているので
なんと今まで、きついことを
体に強いていたのかと思うからです。
楽になったところで
より明確な感覚を自分のものにするために
勘違いして、負荷のかかる状態でしてしまったり
強い力でやりすぎて傷めたりしたこともありますが
その行程はとても楽しかったので
きついことをした覚えも
とてもつらいことをしてきた自覚も全くありません。
どんどんしていた無理な状態が楽に変化していき
そうなると自分の体も動きも
人さまから言われるほどに
大きく変わってきました。
脇、股関節の引き込みで太腿周りー5センチ(2018年12月24日)
体幹部分が変化してきた自覚はもっと早かったのですが
長年負荷をかけ続けてきた脚は頑固で
相変わらず太い脚だなあと思っていたのが
たまたま見慣れているはずの人に
「脚、随分細くなってませんか?」
と言われて、試しに測ってみたら
確かに細くなっていました。
今ではデニムのサイズが4インチ変わっています。
サイズ的なことは置いても
やはり体幹主導の動きが
少しずつでもできるようになった結果でしょう。
先月のWSではうまくできないことは、できる状態を作る(2019年7月28日)
いらない力を抜くための状態を作ることをしていますが
連動ができる「よい姿勢」は穏やかで無理がありません。
部分で支えるのでなく、大きく連動できていると
きつい感覚がないから、そこからの動きに
歯を食いしばるようなことはいらないのです。
それぞれの目的の運動に合わせた連動する筋肉が
それに必要な力を蓄えていきます。