開脚から痛みなく脚を回す意識付け
低い位置から腿、膝に負担をかけずに立ち上がる
日常動作で、低いところで座っていたり
しゃがんでいるところから立ち上がることは
結構な頻度である。
子供のいる人なら特に多いだろうし
キッチンのシンク下のものを取る
掃除をする
寝ている人の世話
洗濯物を干すとき
床に籠があればしゃがむことは多い。
この方は男性だが、
低い位置から立ち上がることが多く
腿や膝に負担がかかるし
重いものを上げるときは
肩や腕に力が入る。
できるだけ楽に立ち上がることを提案してみた。
赤い線を引いているが
これは後ろの踵の上に立った場合のライン。
単に後ろに引くのでなく
背骨を踵の上に持ってきて、
その背骨メインで立ち上がると思ってほしい。
脇を引き込めば、腕や肩にも負荷はかかりにくい。
壁を使って肩甲骨~腕のつながりを覚える(2019年5月19日)
脚の力で立つのでなく
まっすぐでも、丸くしなっていても
体幹の底を押しながら
張り合った背骨を上にあげるのである。
楽に立ち上がることができた。
正座からの立ち上がりでも同じだし
椅子からの立ち上がりでも同じ。
座った状態から立つのに
この後ろにすくい上げるように、
のイメージがわかりにくい人には
よくやってもらうが
これだと負担がかかりにくい。
膝、腿、脚の怪我などしているときにも
負荷をかけないで立つことができる。
肩甲骨の位置をもっと後ろに持ってくればなおいい。
わかりにくい人は壁際で
壁に背中をつけるようにしてやってみるのもよし。