背骨を双方向に伸ばせていますか?

うまさきせつこ

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テーマ:ボディコントロール

背骨を双方向に伸ばせていますか?

背骨だけでなく、体が無理なく伸びるためには
双方向の矢印が必要。
あなたの背骨は双方向にしっかり伸ばせる状態になっていますか?

背骨を伸ばすのに胸を反らすようにしたり
上に伸ばそうとするだけで、床の方向には意識のない
片方向だけに伸びることをされていて
結果、背骨はしっかり伸びられない人はたくさんおられます。

壁を使って背骨が伸びる状態をシミュレーションしてみましょう。

壁に体幹の底をつける
壁に体幹の底をつけますが
お尻を壁にもたれるようにしてしまっては片方向。
骨盤から体幹の底を壁方向に押しつつ、
背骨は頭上に向かって伸びますが
まだこの時点では、背骨は反り腰になっており
膝~座骨もしっかり伸びられない状態。
足裏は体幹につながる足裏のために(2019年4月28日)
のように、母指、小指の根元をつけてかかとを引いてくるむように
土踏まずを長く高く伸ばします。
膝の状態も見ておきましょう。

壁から底が離れるくらい引き合う
一旦壁についた体幹の底を背骨を頭の方向にも張り合い
壁からわずかに離れるくらいまで引き合います。
背骨が双方向にきっちり押せると
背骨はしっかり伸び、座骨から膝も長くなります。

背骨を引き合ったまま中心に還す
壁から離れた体幹の底をここから更に
くぐって、掬い上げるように
股関節を引き込むと
座骨~膝がさらに伸びて、自然に膝が深く折れてきます。
膝が自然に引きあがっているのも見えます。

慣れていない時には
このようにいっぺんにはやろうとせず
ベクトルの作り方を考えながら
作業を段階的にいくつかに分けて
背骨を双方向に引き合い、
引き合った長さのまま
前後に移動できる感覚を憶えていきます。

わき腹やハムストリングスを触ってみて
お肉を縦つまみできるようであれば
双方向にベクトルが釣り合うものでなかったり
外側の筋肉が使われがちだということです。

じっくりゆったり自分の体を確かめながら
背骨の伸ばし方、股関節の引き込み方
体幹の底を長い距離で押す感覚を憶えていきましょう。

膝小僧の方向は一番最初とは全く違い
しっかり引きあがっています。
背骨が双方向に伸びました。
外側の筋肉でなく、インナーを使う感覚を
少しずつ覚えていきましょう。

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うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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