ストレッチの時の意識はどこにありますか？

ストレッチをする時
どこを意識していますか？

脚を伸ばすなら脚
腕を上げるなら腕と
直接伸ばすところだけに意識が向くのが
普通ではないでしょうか。

2枚の写真を比べてみましょう。
レッスン前に自分でストレッチをされているのを見て
声をかけた前後の違いです。

上は脚を伸ばそうと
脚だけに意識が向いているもの。
下は、「体の裏側を意識して」
と体の裏側の位置感覚を促したものです。

脚だけに意識が向いているときは
脚の伸びも中途半端。
腰が落ちて、腕で脚を支えていますが
体の裏側に意識が向くと
肩甲骨から腕がつながり
背骨が伸びて体幹の底がはっきり感じられ
脚の伸び方も違って
体の中心から脛骨直下まで流れが
はっきり通っています。
股関節の折れ方、分かれ方もはっきりしています。

反対側の軸足の張りも自然に変わり
全てが中心に向く流れになり
体の締まり方も違います。

中心から四肢へ
四肢から中心に還る力の流れを作ります。
それを知っていても
つい動きが目に見えるところに意識は向きがちです。

習慣づけるには時間はかかりますが
それをしてみて実感した経験を重ねていくことです。
経験の数だけ体の変化につながります。