坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
肩甲骨と腕の関係
先日公開したコラム
ロールアップをする時の腕、どうなっていますか?(2019年2月5日)
で、腕がぴんぴんになった時と
脇から肘が平たくなるように伸ばし曲げ、
脇が引き込める状態になったときとの比較をしていますが
今日は立って横に腕を伸ばした時の肩甲骨や脇の状態を見てみましょう。
上の画像は肘をぴんぴんに伸ばした状態。
肩や腕の前側に力が入り
肩甲骨は肋骨に張り付いています。
体幹とは連動してくれず
腕や肩が痛くなったり
肩こりや腕が伸びないことになります。
下の画像。
脇側面が背骨中心に寄り
脇の方向に肘の方向が合うように
脇~肘が平たくなるように使っています。
脇から肘が電車の車両のようになると
ジョイントの関節部分は緩み、自由度が出て
脇を引き込むことができ
背骨につながり、床方向への流れもできて
腕は楽に使える状態になり
長く無理がありません。
肩口にまだ少し力が入っているのも見えますが
肩甲骨が肋骨からはがれて立体的になっています。
脇側面も厚みができて、背骨がつながり
体幹部分がしっかりしています。
いろんなシチュエーションで
腕のつながりの状態次第で
流れが止まってしまい、出来にくい状態が生まれたり
何も考えなくても
無理なく動かせる状態とができ
体の動きに差が出てきます。
踊るとか競技をするだけでなく
日常生活においても、肩や腕に痛みが生じたり
使いにくさがある場合
腕や肩だけでなく体全体に目を向けるきっかけになり
体の状態が
大幅に改善できる期待が持てます。