自分ができる段階での『最大』を通ること
明確な位置感覚、中心に向かう感覚が感じられる状態に
自分の体を自分でコントロールするためには
自分の骨の位置感覚が認識できて
体幹の感覚をわかっていくこと。
体を動かすには中心に向かい、
双方向に引き合う感覚が必要。
先週土曜日は
それを明確に自分の体で実感してもらうためのWS。
この方は前回、寝た状態であると体幹から足先までの感覚を感じておられるが
立つと感じることができなかった。
前回は時間切れになってしまったので、今回やってもらったこと。
1番上の画像では、壁に背中をつけて立っているとすれば
このようにそっくり返り脚の付け根が前に押されて
前腿にも力が入っている。
そこでかかと重心で肩甲骨から体幹をつなげるということを考えて
いきなり、私のヒールスニーカーを履いてもらった。(2番めの画像)
(先日公開したコラムハイヒールを楽に履くために(2019年1月31日 ))
この時には私は何もしていない。
初めて来られた方ではないので、
言葉で誘導しながら、かかと重心に立つための意識を自分でしてもらった。
背中が反らず、骨盤幅に収まる状態で脚が出ている。
後頭部から線を引くと、壁にピッタリ背中がつく状態になっている。
かかと重心になるように体幹の意識をしたので
自分で背骨が伸ばせて、体幹の底を押せる状態になった。
ご本人の感覚も楽。
単に初めの状態で履くだけではこのように背骨は伸びない。
3枚目の画像はヒールスニーカーを脱いで立ったもの。
感覚が残っているから誘導はしやすかった。
背骨の伸び方が初めとは全く違い、体の裏側の感覚もできた。
後ろ側から見たもの。
体幹の意識が変化したので、お尻の形が違い
脚の隙間も近づいているだけでなく、流れが違う。
更に誘導して完全に隙間が付く状態にもできるが
その時だけのことになるよりも
ご自身の意識で付く状態に行ける方がいいと判断して
ここまでにとどめた。
お1人ずつ、脇の引き込みや股関節の引き込み
位置感覚の認識、流れの感覚が感じられるように
誘導して
ロールアップでの流れの感覚を覚えてもらう。
これは近々ロールアップについての動画を公開するので
今日は触れないが、これで感じられる背骨の感覚は
とても重要。体の中心から動きを展開する3(2019年2月1日 )
こういうこともロールアップの感覚から意識できる。
壁を使って体幹から脚を楽に上げる(2019年2月3日)
ロールアップでイメージをつかんでからやってみると
どなたも無理なくできた。
「この使い方で立位体前屈も楽にできますね!」
と自分で応用する人も。
誘導され説明されてしてみることを
自分自身で試行錯誤していく人は
このような応用を活かすこともできる。
そういうこともとても大事なことだ。