中心に向かうプリエ

うまさきせつこ

うまさきせつこ

テーマ:ボディコントロール

中心に向かうプリエ

元旦は別にして、4日から今年のコラムを書き始めたが
脇、肩甲骨から後ろ手に組むと立ち姿もきれいに(2019年1月5日)
すくいあげるように立ち上がるー膝に負担をかけない立ち方(2019年1月6日)
膝に不安がある人が少しずつ可動域を上げるために(2019年1月7日)
にしても
書いていることは、膝に負担をかけないために
張りが必要だということ。
こういうことは踊りだけでなく
運動において自分自身で自分の体をコントロールするために必要なことから
応用しているもの。

「張り」を作るためには双方向に引っ張り合う力だけでなく
中心に向かう力がいる。
中心に向かう力があるから、中心でコントロールすることが
可能になる。

タオルをたたむにも端と端を引っ張り合って
真ん中をさらに引っ張るからきれいにたためる。
人間の体も同じ。
プリエは膝を曲げるのでなく「折りたたむ」
折りたたむには張りと中心がいる。

上下に引きあう
分け合ったものを更に中心に向ける
張りのあるまま伸びあがる1
上下に引き合い中心から分ける
全てを線では表せないので、大まかな線だけ書いているが
一番上の画像から一番下の画像まで共通していることは
ずっと中心に向かう力が働いているということ。

「そんなにいつも力を入れているの?」
と勘違いする方もおられるかもしれないが
全身にギンギンに力を入れているのではなく
インナーが働いているので
中心に向かう流れの自覚は心地よくきつさがない。
どこかが痛いというのはない。

脇も背骨中心に引き込まれて、腕はそこから伸びて
指先まで流れを感じて引き合っている。
股関節も引き込まれて、脚は脛骨直下(けいこつちょっか)を押せているので
体幹の底を明確に感じて、骨盤と脚を分けることができている。

部分的などこかに大きな力を使ってるのではないので
股関節やひざを大きく折ったりするにも
中心に向かう力が使われている。

床でこのようなレッスンをするとき
昔は本当にきつかったことを思い出す。
脚を使って、腕を使って部分的な力でしていたからだ。
インナーの張りを感じられるときには
自分がしようとする意識と直結している。
寝返りを打つくらい、自然な動きになる。

お顔を隠しているが、このモデルさんのお顔は
とてもきりっとしている。
自分の意志と体が直結している顔。
顔から始まるのでなく、体の流れと方向と張りを感じて
表情が自然にできる。

中心が感じられるとき、体と心は手をつないでいる。
「難しい」と諦めず、まずやってみて感じてみる。
最初からできる人はいないが
初めてであっても、順を踏んでいくと
どこかしら体と心が感じあうところがある。
それが体と心が手をつなぐきっかけになる。

中心を感じられないという人の
体と心をつないでいく手助けをするために
私達のようなものがいる。

2019年2月神戸WSのご案内
2019年1月神戸WS、1月19日㈯残席あり

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Mybestpro Members

うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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