股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
腕が後ろ手に回りにくい2
先日腕が後ろ手に回りにくい(2018年12月7日 )
について書いているが
手を後ろで合わせると、肩が詰まったり
二の腕に力が入ったりする人も少なくない。
このようになる人は前肩になっている。
腰に手を置いて肘を横に引っ張っても
肘は後ろ、肩は前になる。
意識が腕を後ろに持っていくことが主になっていて
肩甲骨の状態や、脇の方向を合わせることに意識がいかないので
なんでそうなるのかわからない人が殆どだと思う。
体の中心の意識を合わせ、肩甲骨の可動域を上げる(2018年12月9日)
を見て、体の中心の意識を合わせることを考えてみてほしい。
これは前肩にはなっておらず、
脇を背骨中心に寄せ、肩甲骨をかいくぐるように
後ろ手に伸ばしたが
手のひらを合わせようとして、腕に意識が移り
肘がピンピンになって、自由が利かない状態。
肩もきつそうで、脇の方向はやや外れてしまった。
脇を背骨中心に寄せ
肩甲骨から脇の方向を合わせて
中心から順に腕を伸ばし、背骨が反らないように意識した状態。
寄るのは脇で、腕ではない。
順に流れを送っていくのは同じ。
前で手を合わせてみた。
肩は前肩にはなっていない。
後ろ手でも前に合わせても
肩甲骨から腕の流れを意識している。
前で手を合わせたのを後ろから見た状態。
肩甲骨と腕の付け根の位置は一致していて
肩甲骨の形がはっきりわかる。
後ろ手にしたときは
見え方は変わるが前で手を合わせたのと
意識は同じ。
決して腕で寄せようとはしていない。
操作は体幹部分で行われる。