坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
体幹の底を揃えてスムーズに重心移動できますか?
体幹の中心から
脚を前後に分けての重心移動をするとき
体幹の底は前後とも同じ方向を向いている。
骨盤の位置が斜めになったり、体が開くのは
体幹の底は違う方向を向いている。
肩甲骨からの流れで脚を前後に分ける(2018年11月24日 )
で、しているように
背骨はしなっても、まず体幹の柱が動きを起こすのに
脚が従っていく。
体幹の底を押して、お尻はそろったまま
軸側を意識したまま、反対側の脚が出て
お尻は並んだまま、軸側を送り出して
軽くくぐるように股関節が折れ
張りがあるまま膝も折れる。
この時、膝を曲げようとすると体が落ちる。
体幹の底が押されていて床が押せて還りの力があるから
股関節から操作されて膝が
タイヤを替えるジャッキのように折れる。
ここから更に軸側から送り出して
重心を前側の脚に移し
軸側の膝を伸ばそうとするのでなく
床を押しつつ、股関節を体の芯に引き込み
反対側は骨盤から坐骨を通して
脚は遠くに伸ばし、踵からつま先まで伸ばすと
これも床から還る力が中心に向かい
体の芯でぐらつかずに立てる。
体幹の底を揃えて後ろ方向に向けて
後ろの脚を擦るように送り出すときには
背骨はしっかり上下に伸ばされて
体幹の底も押されている。
お尻だけが後ろに押されているのでなく
体幹の柱がくぐるように送り出されて
これも股関節が折れ
股関節からの操作で膝が張りのあるまま折れて
軸側に乗れるが
反対側の座骨も軸側同様に押されて上に上がらない。
体幹の柱が元に戻り、脚がそれに従う。
このような重心移動は
意識が少しずれると膝が床方向に向いたり
体幹の底が分かれて体が斜めになったり
バランスを崩したり、ぎこちなくなったりする。
自分では体幹から動いているつもりが
脚に意識が移っている。
そしてもう一つ大事なのは視線の方向。
下を向くとまずうまくいかない。
頭で考えこむと自分の体を感じることができない。
自分の体を感じられるときには
脳裏に自分の体の流れが見え
同時に周りの様子も見える。
またこれについては改めて書こうと思う。