肋骨の位置を整えて自然な力の流れを作る
自然の中に体のヒントはたくさんある(コウモリダコ)
種類は違っても
つくりは違っても
花のつぼみは中心からほころぶ。
魚も背骨から動く。
鳥だって羽の先から動いてなんかいない。
その使い方を生まれた時から知っている。
人は2足であるゆえに
足で歩けてしまう。
手でものも持てる。
赤ちゃんの時はそんな使い方はしなかったのに。
背骨の推進力でハイハイしていたことを
大人になる過程で忘れてしまう。
自分の体がうまく動かせない時
自然のものをじっくり観察してみると
忘れてしまった自然な感覚を
思い出せるきっかけができる。
長い習慣は感覚的にごく当たり前のいつものことで
長い習慣を変えるのにも時間がかかるが
自然で無理のない使い方を知ると
なんときつくて大変なことをしていたことかと
愕然とする。
慣れた感覚はそこまできついものと認識していないが
楽な状態を知れば
きつかった時には戻りたい人は
1人もいない。
コウモリダコの動き。
昨年夏の国立博物館の「深海展」で
映像を初めて見た時、興奮が納まらなかった。
(私が見たのはもっと美しかった)
この映像をグロテスクに感じる人もあると思うが
(2:00)頃から最後にかけて見ていると
感じるところがたくさんあると思う。
体の構造は違っても、体を扱う
ヒントがたくさんある。