重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
脇を引き込み肩甲骨からの流れを長座につなげる
先日のコラム痛いのを我慢するのではなく、痛くないやり方を考える2
脇の引き込みの感覚を覚えて流れを作る
股関節の中の繊細な動き
そして昨日の立位体前屈、背骨が伸びる重心位置
と、どれも関連しているのだが
肩甲骨の位置感覚と
そこからつながる推進力を使っていくと
長座が苦手、という人も楽にできていく。
背骨がきちんと伸びる状態ができると
やりにくかったことの殆どは可能性が広がる。
ただ、この「位置感覚」というのは
なかなか自分だけでみつけることが難しいので
誘導して感じてもらう。
自分でみつけて認識し、間違いなくこれ!と確信し
常に使うことができるまで、時間がかかる。
体は連動しているので
「これ!」
と感じることができたのに
ひとつの部分に通りがない状態になったり
ひとつの部分に突出して力が入ったりすると
あっけなく見失ってしまう。
しっかり認識できた人でも、その時の状態によって
見失ってしまうこともある。
自分の体であっても、その日その日で変化する。
全く同じではない。
どんなに急いでも、早くても
子供の時の歌ではないが
「じゅんばん、じゅんばん」
流れが通っていく順番がある。
それが途中からでも、流れの感覚ができればつながるが
それをしても、きちんと全身に流れを通すことはしている。
慣れないうちは短い距離。
見失った時も短い距離に戻る。
寝ているときはつながりがわかるのに
座ったり立ったりすると見失う人には
こんなこともしてもらった。
マットの上で寝ておられるのを
マットをもって起こしてきた。
肋骨を押し込まないで体育座りができた。
どんな方法でも感覚がわかるに越したことがない。