坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
脇の引き込みの感覚を覚えて流れを作る
昨日のコラム痛いのを我慢するのではなく、痛くないやり方を考える2
でやっていたことを違うクラスでやってもらった時に
ちょっと思いついて、脇の引き込みにも応用してみた。
肩甲骨の下あたり、背骨を挟んで左右にボールを置いた。
背骨は反っているのでなくしなっているので
背骨を前に押したときのように脇や腰回りのお肉は余っていない。
背骨の伸ばし方を今現在うまくつかめない人には
痛く感じられるかもしれない。
位置感覚がわかってくると、痛みはなく気持ちがいい。
ボールでなくて、とても優れもののグッズがあるのだが
今は一般販売していないよう。
単純に野球の硬球を使ってみた。
肩甲骨回りには何もなくても使えるが
ボールが逃げて使いづらければ、
靴下に入れて、生地の遊びを考えたうえで(パンストなど)縛ってしまえばいい。
この状態で腕を水平から真上まで、手首を折り
床をするようにして動かしてみる。
どこか引っかかるときには肩甲骨と腕が連動していない。
この方も向かって右側が詰まって引っかかるので
脇の引き込み方向を誘導してみると引っかかりがなくなった。
壁でも棒でも、その部分が当たっていると
感覚をとらえるのがわかりやすい。
自分自身でボールを挟むようなイメージで
脇の引き込みの感覚を調整されていた。
脇の幅が厚く使えて、体の裏側の感覚が
きちんと通っているのがわかる。
呼吸も通りやすく楽。
果たして、脇の引き込み感覚がつかめるようになると応用が効く。
私は特に指示しなかったが
皆さんが
腰痛ストレッチから展開できること
に応用されていた。
以前していた時より、クオリティが全く変わってくる。
ここから更に長座にも応用できた。
痛いところがあるとして
それはその痛いところだけを何とかするのでなく、
体全体の流れを作っていくことで
痛みがない状態ができることを
ひとつひとつ検証している。