不安のある時、位置感覚を意識して負荷をかけないやり方で

うまさきせつこ

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テーマ:ボディコントロール

不安のある時、位置感覚を意識して負荷をかけないやり方で

体に不具合をある時、
その部分をできるだけ動かさないでおこうと
その周辺や、例えばそれが脚であれば
片側ほとんど全部を使わないようにしてしまう人は多い。

そうすると体はつながるところがなく、バラバラになる。
痛くないようにそ~っとそ~っと引きずるように使って
悪いところは膝だけだったものが
股関節も腰も肩も足裏も、あらゆるところに別の痛みが出てくる。

ボディコントロールでは、位置感覚を認識して確認することを常にしている。
体幹部分の位置感覚を意識して確認し
どうすれば、それを保持したまま、痛くなく使えるかやってみてほしい。

位置感覚を意識して痛くなく使う1
この方は膝に不安のある人。
夏に足裏を傷めて足裏に固まりができていたのが
使い方の工夫でずいぶんよくなられたが
元々膝の不安があるので、意識を怠ると足裏も膝も痛みが出る。
痛みがあると、体の位置感覚が曖昧になって、より痛みが出る。
やはりできるだけその部分を使わないでおこうという意識が強かったので
レッスンで位置感覚を整えて
痛くなく立ち上がることをしてもらった。

前後に脚を開いた状態だが
肋骨を縮めないようにして背骨を伸ばし
骨盤を上から手で押してもらい
両方のお尻が揃うようにした。

こんなふうにしても
前側の脚の方に重心がよりやすいもの。
反対側のお尻も床方向に押しながら、
股関節内側をストローで吸い上げるように背骨に吸収して
揃うようにしている。

位置感覚を意識して痛くなく使う2
片側でなく、背骨とつながった両方のお尻ー体幹の底を押す感覚があるまま
掬い上げるようにして背骨ごと引く。
足裏も拇指。小趾の根元がついたまま
場所は動かさず、土踏まずが伸びるように股関節から踵を引いているので
膝は負荷なく中心にベクトルが向かい
背骨につながっている。
痛い足裏ー均等に踏むためのストレッチ

位置感覚を意識して痛くなく使う3
無理なく痛みもなく立ち上がれる。
これは肋骨を整え前後開脚の感覚を作る(WS編)
でも番外編として、参加した方にしていただいている。

位置感覚を意識して、体を使い不要な負荷をかけないように使えると
不具合が治るのが早くなる。
腰などでも形の変わらない椅子に座るなど、距離を短くして
位置感覚を整えてみると
痛くない状態を確かめることができる。
そこから、どの範囲なら痛くないか
どの方向だと痛みがあるか、知っておくのは大事なこと。

怪我や不具合をマイナスに考えるのでなく
無理のないことを身につけるチャンスととらえてほしい。
痛いのを我慢するのではない
痛みのない使い方を構築していくチャンス。

嫌なこと、とんでもない災難ととらえないで
今の使い方は辛い
楽な状態に使ってくれ、という体の声ととらえていこう。

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うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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