股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
位置感覚が身につくと体は全く変わる
毎月、遠方から新幹線でパーソナルレッスンを受けに来てくださる方の体が
随分変わってきた。
来られるようになって1年半くらいか。
もう少し前から感じてはいるのだけれど
体が変わってきたというのは
簡単に痩せたとかいうことでなく
もちろん痩せられてきたのだが
体の印象がまるで違うのだ。
以前は盛り上がっていた肩は
すんなり下りたばかりか
位置が全く違ってかなり後ろにある。
脚も
足裏の感覚がはっきりしたところで
細く長く
お尻も小さくなった。
見た目の変化が自然に推移していて
きれいになられている。
少し前まで、よくなって帰られては
次回来られた時は後戻りされていたが
前回、肩甲骨から腕へのつながりを
自分自身ではっきりとわかるようになられてから
修正するところが少なくなって
こちらからの伝わり方が早くなって
受け止め方が違っている。
ご自身の体が感じることと
実際に起こす動きとの小さな違いを
修正されるたび
体の変わり方は優しく滑らかになる。
開脚の角度は大幅に違うし
肩甲骨をはがして腹筋運動しても
しんどい顔一つもしなければ
プルプル震えたりもされない。
所作も自然になっている。
人に変えられたのでなく
薄皮がはがれていくようなナチュラルさで
自らが変化されているので
気づいたら
あら?全然違ってきたよね?
という感じ。
大きかったもののサイズがそのまま小さくなっているのでなく
形そのものが変わって、連動して
他の部分も違っている。
あまりにも自然だから、自分では1回ごとの違いはわかりにくいが
久しぶりに会う人には驚かれ
しばらくすると自分にもわかってくる。
以前の写真と見比べれば一目瞭然。
きれいなのは機能が優れている。
機能が優れているものは美しい。
そう言えるようになられてきた。
やはり、自分自身で試行錯誤しての継続は力なのだろう。
ひとつずつ自分で納得できることだけが
変化につながる。