股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
「正座ができない」を考えてみた2
昨日のコラム「正座ができない」を考えてみたの続き。
柱などを利用してヤンキー座りをやってみた後は
四つん這いから股関節を折りたたんで
背骨を伸ばすが、この時も
「背骨を伸ばす」
「骨盤から座骨を押す」
に意識が向かないと、先にお尻だけが床方向に向いて
お腹が縮み、骨盤から座骨が通る方向に押せない。
すぐに正座をするのでなく、ひたすら背骨を伸ばして
股関節がしっかり折れるようにしたい。
「足首が固くて正座ができない」
という人は足首が固い、と思っているが
実は土踏まずが使われなくて固まっている。
足首が固い、という人は偏平足の人も多い。
土踏まずを伸ばすにはまず踵を押すことがいる。
重心も土踏まずを使うことを意識していないから
足先を踏むと重心は全部前
踵を踏むと全部後ろ、とシーソーのようになってしまう人も多い。
踵を押しながらも、足裏の要所がぴったり床に吸い付き
土踏まずも自然に引きあがるように流れを作りたい。
踵と土踏まずで体幹につながるアーチを作る
も効果が高いのでせめて1週間くらいやってみていただきたいが
普段の生活の中で気軽に土踏まずを伸ばす、同時にアキレス腱も伸ばせることとして
このような台の上に立って、踵を押して土踏まずを伸ばしてみる。
踵を遠くにひいてから下ろす。
階段などを利用してもできる。
高さのある場所が不安ならば、踵を押したら着くくらいのもっと低いもので。
こうして立つと
骨盤の中から脚がすんなりまっすぐに出ていることもわかる。
土踏まずが伸びない足は足首の後ろがまっすぐだが
こうすると、くびれができる。
両足一緒は怖いという方は
まず片足ずつどうぞ。
このように踵を引くだけでも違う。
こういうことができれば
きつかった正座はだんだん楽になる。