重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
シンプルに肩甲骨、脇、腕の感覚の意識付け2
先日のコラムシンプルに肩甲骨、脇の感覚の意識付け
昨日のレッスンで、わざと服をつまむバージョンでなく
脇側面に手のひらをつけるやり方でやってもらいました。
「手のひらをつけようとすると肩が前に行きます~」
はい。
そうなると思ってました(^^)
「手のひらを脇につける」意識の方が勝っていて
他のところは眼中にないからですね。
同じような方は他にもおられると思うので
どうしたらいいか書いてみます。
手のひらは外に向けて腕がねじれないように
を真横に上げてみてください。
腋の下は横に向け、肘は後ろ側に向けます。
幅広のリボンの面がねじれずにあるように伸ばします。
骨盤から手先まで向きが一緒です。
脇から肘を引き合ったまま
二の腕の下側が平たくなるように
肘は後に掬い上げて、肘先が一番高いところにあります。
腋の下を通る幅広リボンはねじれないままです。
これがねじれたり、折れたようになる時は
肩を下向きに押したりして
肩甲骨が肋骨に張り付いたようになっています。
黄色い矢印のように鎖骨は引いて肩甲骨も引いて
肩甲骨がはがれた状態にしておきます。
肩口を後ろ方向に回し下がることを継続しながら
脇の下も後ろ側に引くのです。
「肘と肩甲骨を離す」
繋がりはしているけれど、押し引きの関係がずっと続いているのです。
肩甲骨から肘を引き離し体幹からつながる腕
そうしてみると肩が後ろに行かずに
手のひらが脇につきます。
随分良くなりましたが、肘の位置はもう少し前に持って行くことが出来ます。
このように手先が下になる形でも構いません。
手先が上に向いた状態より楽にできます。
自分の感覚としては
「あら、随分前ね」
と感じるぐらいで、肩甲骨の位置を
肋骨に張り付かせずにはがして
それを肘からの流れで押せる感覚も出来ます。
(手先が上になった方が、これは感じやすいです)
ちょっと大変に感じますが
これをやってみてから、「服をつまんで」バージョンをやってみると
体が上に伸びると同時に下方向への流れも感じられて
股関節も楽に引き込むことができ
プリエも楽です。
いきなりスキー初心者が
中級ゲレンデに行って
必死の思いで滑った後は
初級ゲレンデが楽に思えるのと同じです。