重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
ただ小指を踏んでもつながりません
うまく折れない股関節を肩甲骨、脇から促すは
思ったよりもハードルが高いようで
苦労する人が多い。
肩甲骨、脇、背骨を動かすことと股関節から脚、足へと
つなげることをするのだから、確かにハードルが高いが
上手くいかない人を見ていると
一様に足裏がしっかり使えていないのがわかる。
昨日のレッスンで、この1週間考えてやってみた、という人が
とてもいいことを言って下さった。
シンプルでわかりやすい。
上の画像:小指側に流れがなく、膝が内に入り
赤い点線のような流れになっている。
膝小僧は下向きのベクトル
親指側に載っているので、土踏まずは落ちている。
つま先と膝の方向は合わずつながらない。
下の画像:バランスよく足裏が踏めて赤いラインは脛骨直下につながっている。
膝小僧は引きあがり、土踏まずは自然に引きあがっている。
つま先、膝の方向が合っている。
足の形が全く違う。
キーワードは、小指を踏む、ではなく
「小指を伸ばす」
ご自分の足裏の感覚が、「小指を踏めていない」と思い
小指を踏むようにすると、小指周りを踏んでいるだけで
外側の無駄な力が入ってしまう。
あ、これは流れのラインを小指につなげて伸ばすんだ!
と、気づかれて意識してみると
無理なく繋がり、結果的に小指が踏めるようになった、と話して下さった。
素晴らしい!
前から見ても、このような違いがわかる。
意識の違いでこれだけ違う。
この後、肩甲骨、脇から股関節につなげて
背骨をしならせながらの重心移動は
椅子に座っての段階を踏んで
少し練習すると、うまくできるようになった。
小指が踏めないと、直接的には
小指を踏もう!と思ってしまうが
それでは部分の力で、流れをせき止めてしまう。
部分から流れを見られるようになられたのだなと
嬉しかった。