膝の怪我の予後、痛みなく柔らかい椅子から、立ち上がる

うまさきせつこ

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テーマ:ボディコントロール

膝の怪我の予後、痛みなく柔らかい椅子から立ち上がる

膝を骨折して、現在リハビリ中の方が
椅子に座るのが大変ということだったので
以前に出した動画
腰や股関節や脚が痛くないように楽に座る
のやり方を勧めて、楽に立つ、座れるようになられたが
柔らかいソファーでは座るのも立つのもきついと言うことだったので、どうされているか見せてもらった。

痛みなく椅子から座る、立ち上がる1
痛みなく椅子から座る、立ち上がる2
わかりやすいように、「立つときも座る時もお尻をまず上げるようにして」
と言っていたので、それはされているのだが
柔らかいソファーになると、ただ後ろに引くだけになってしまい
お腹は縮んだまま、背中は丸く、膝は床の方向に向き、足裏は全く感じられない。
顔はこの時はそうなってはいないが、初めは真下向きになっていた。
ソファーのように柔らかい椅子であると
座面を押しにくいので、無意識にそうなるのだろう。

座る時には膝が痛くなるし、お尻からドンと落ちる。
立つときにも膝も膝裏も腿もきつい。

下の画像では、足裏をしっかり踏めるようにしてもらい
膝小僧は引き上げて、ハムストリングスも長く使って
顔も下向きにせずに、お腹は伸ばした状態で
お尻を掬い上げるようにして、立つ、座るをしてもらった。

上の画像とは違い、全てに双方向のベクトルがある。
これだと全く痛くない。
立ち上がる時、ソファーの座面のヘリに両手をついて
後ろ側に押すようにして脇を伸ばすと
更にやりやすい。

習慣的に腿の上や膝を上から押して立ち上がる人も多いが
痛い膝を上から押したら痛いに決まっている。
膝を押すなら、引きあげて股関節方向に押して頂きたい。
痛い足裏ー均等に踏むためのストレッチ

座った後の状態
痛みなく立ちあがり、座れる時は
このように膝とつま先の方向が合い
自然にお腹、背中も伸びている。

脚だけで立つのでなく、体全体を使うと言うことを
忘れないでほしい。
体幹主導で脚に負担をかけずにスムーズな流れを作り
自然な状態になっていきたい。
自然な流れに背かない状態であれば
スポーツに復帰する場合は別だが
日常生活に必要な筋肉は
時間がかかっても少しずつついてくる。

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うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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