股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
正座すると膝上がパンパンで痛いんです
先日、生徒さんが
「せんせ~!正座すると膝上がパンパンで痛いんです」
と言われる。
見れば確かに、パンパンに張っている。
膝小僧も床にほぼついている状態。
この人はこんな座り方をする人だっただろうか?
楽に座ることはずっとやってきて、きれいな正座をされる人だったはず・・
どうしてこんな座り方になっているんだろう?
聞けば、小指の中足骨辺りを示して
少し前に骨折して、そこに負担がかからないようにと
不自然な状態で座られていたよう。
骨折の話は聞いていたが、正座はしばらくしていなかったので気付かなかった。
あらら・・そんな時に正座をしなくてもいいのだが。
ただ股関節がきちんと折れるように座れば、足指には負担はかからない。
お尻が踵より先に乗らないように、股関節を折らないで座っているものだから
膝も腿もパンパンになっている。
上の正座。
膝が下向きになって、坐骨ー膝が短くなり
股関節を折り込むベクトルはできない。
確かに足先に乗らないで済むが
縮んで膨れ、半端ない張りになってきつい。
腿や膝がきつくて、とても長くは座れない。
下の正座。
膝小僧を引き上げて股関節を折り込み
坐骨ー膝を長くして座ったもの。
膝は床から浮いて股関節は折れて
お腹も伸び、腿の張りは弛んだ。
もちろん小指に重みはかからない。
上の画像のきつい正座をすると
また違う弊害もあるが
それはまた日を改めて。