股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
膝小僧を引き上げ無理なく脚の甲を伸ばす
昨年レッスンしている人たちの膝が今一つ
スッキリしないなあと感じていて
観察していると、そうか!みんな膝小僧を引き上げていないんだ!
と気づいた。
膝を伸ばす時はみなそうしていると思い込んでいたが
そうじゃないのか!
ということで、今は教室でもWSでもそれをしてもらうように誘導している。
脚の甲を伸ばしたいと思って
甲そのものをグイグイ押している人はとても多く
私のコラムを読んで下さっている人にはわかると思うが
これは「生えている方向」ではない。
同じ、つながるベクトルの中で自然にできるようにしなくては
ふくらはぎや腿がガチガチでつながらず、不安定になるだけでなく
ひどい場合は肉離れや骨折につながることもある。
膝小僧を引き上げてやる、膝裏は床方向へ・・と
意識していくと自然に踵は床方向に押せる。
踵を床方向に押しつつ、土踏まずが長く伸びて
裏側から脚の甲も伸びていく。
踵と土踏まずで体幹につながるアーチを作る
と膝小僧の引き上げ
肩甲骨、股関節、踵をつなげる感覚
を覚えてもらうことで
レッスンされる人たちの体はどんどん変化してきた。
感覚の勘違いを修正する2の最後の写真でも
同じことをして、長いこと踊っている人でも
無理のない感覚をつかんでもらっている。
中心に向かうベクトルがあって、つながりができ
コントロールして、確かな力が出せる。
立つだけに大きな負荷をかけてしまうと
そこから動く時には、もうエネルギーの余力がない。
がんばって力を出している、という感覚がない状態が
無理なくいらない力を使わず、立てている状態。
自分の体はどうか?
再チェックしてみよう。