重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
肩甲骨をはがす、脇の引き込みはピンポイントでなく
「脇を引き込む」
「肩甲骨をはがす」
ということを大事なことと認識して下さる方は多くなったが
まだそれについての勘違いをしている人は多い。
「脇を引き込む」
「肩甲骨をはがす」というのは
ピンポイントで押したり、引き込んだりするものではない。
これは黄色い点で示しているように
ここだけを後ろに押しただけで、引き込んだ気分になる人もいるが
肩甲骨は平たいまま、つながりはない。
脇の大きな範囲に意識が出来て
そこそこ引き込めて
かろうじてつながりがある状態。
横から見る。
脇幅に厚みが出るように
引き込んだ状態。
ピンポイントで押すのでなく
大きな範囲で引き込んでいる。
それによって、その下の背中、脇腹にもつながりができて
壁を押す手は、とても大きい範囲の支えで
大きな力が出ている。
引き込めているから力が出る。
このような感覚は引き合い、押し合う力を感じて
自然に自分の引き込む力を大きくしている。
「これくらい」
と言葉で言えるようなものではない。
人を相手に
人がいなければ壁を相手にシミュレーションを。