坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
後手にすると肩が詰まる、腕が痛い
昨日のコラム
明確な肩甲骨の感覚のように
後手にすると肩が詰まったり、腕が痛いと言う方
下手をすると、「捕まった人」のようになってしまいます。
体の流れが堰き止められると、そこから先だけでなく
体の中心の感覚も薄くなったり、感じられなくなったりします。
じゃあ、全部流れが通らなかったらできないの?
と考えてしまうと、それでおしまい。
詰まったところ、上手く出来ないところがあるのは
次の段階へのきっかけ。
なんの問題もない体で一生過ごせる人なんていません。
自分でそれが調整できた経験があれば
動きにくい体の時期があっても、プラスに変えていけます。
一生付き合う体、人任せでは快適に過ごせません。
頼れるのは自分ができることだけです。
この方は後手にバーを持つと、左の方は問題なく楽にできるのに
右肩が詰まり、鈍く痛みもあります。
裏側を見ると肩甲骨から引き離されて、かつ通っている
左と違い、右は肩は盛りあがり、肩甲骨ははがれず、お肉がひしめいた状態。
見るからにきつそうです。
肩甲骨から肘を引き離し、流れをつなげるやり方を説明し
初めは誘導して、自分でも調整できるように覚えてもらいました。
自分の痛かったり、詰まっていると感じているところは
どうなっていて、どう感じられて、見た目にどう見えるのかを
まず知ることが大事です。
現時点での状態をしっかり見ること。
ただ「痛くてできない」だけでは、自分では調整できないのです。
まず観察して知ること。
随分前の動画ですが
肩甲骨から肘を引き離し体幹からつながる腕
肩の痛い人の肩甲骨ストレッチ
をヒントにして少し考えてみてください。
写真にするか動画にするか、まだわかりませんが
(写真ならすぐにありますが)
皆さんが考えてみて下さった後で
後日、説明します。
鎖骨を引く、肩甲骨をはがす、肘を引き離す、脇から肘は引き合う
自分の中心に向かう、更に回し下げる・・
1つの動作でなく一連の繊細な使い方がいりますが
感覚をつかみ、練習すればできることです。