重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
上を向くと首が苦しい
肩甲骨の位置を意識して
背骨もしっかり動いてくれた。
そして更に上を向こうとすると
首が苦しい・・
このコラムをずっと見て下さっている人には
もう原因はおわかりになるだろうが
そこまでプロセスを大事にしたにもかかわらず
その時点で「順番」を無視して顔だけ上を向いてしまっているからである。

上の写真は首が苦しい状態。
せっかく、背骨がしっかり動いてくれる状態にしたのに
たくさん上を向こうとして、顔だけ先に上を向いたので
間が詰まってしまって苦しい。
肩も上に上がって、背中も丸くなってしまった。
一瞬のことでこんなに変わってしまう。
下の写真は楽に上を向けている。
肩も下がり、滑らかに背骨が動いて、首はその延長上にあって
きれいに伸びている。
赤い点は第一頸椎のある所だが
これを後ろに引くようにして
引いた位置が前に行かないように順番に伸ばすと
苦しくなく、背骨の伸びていくのを妨げることなく流れが出来る。
流れが見えて無理のない状態。
背骨を更に伸ばし、1つずつ送って行くと
更に可動域は大きくなる。
首は背骨の延長、と忘れずに頭に置いて
「背骨を上下に伸ばす」ことから
違う方に意識が移らなければ
苦しい思いをせずに首は伸びる。



