流れを遮らずに中心軸を通す

2017年5月4日公開 / 2021年3月3日更新

テーマ：ボディコントロール

コラムカテゴリ：スクール・習い事

流れを遮らずに中心軸を通す

膝を後ろ側に押してしまったり
かかとだけに力が入ってしまって
力の流れが途中で遮られてしまい
部分的に力が入ってしまっているのに
そうしている本人は気づかないことが多々あります。

自分では順に送り出しているつもり
初めの目的通りにしているつもりが
途中でその方向がずれているのに、頭は思い込んでいて
報われない方向に必死になっている、というのは
脚の流れの方向や体の中心軸に限らず、
生活していると、いろんな場面で見られますね。

先日ＵＰしたコラム踵の上に立てない
のように、低い台を使ってやってもらいました。

用意したヨガブロックが、思いのほか柔らかかったので、腰にテンションがかかってしまいました。
ちょっと難しかったようですが（固さのある台の方がやりやすいです）
その後で台から降りると、腰で遮られた流れが通りました。
人でも壁でも少し支えがあれば、自分の流れのシミュレーションが出来ます。

バーにつかまって、肩甲骨～脇～腕が背骨とつながり
坐骨～膝～土踏まず、と通っていくように
斜めの線を出してみました。

流れのシミュレーションをする前は
膝を後ろに押したり、股関節が固まったりしていたのが
気持ちよく伸びて、流れが遮られることなく
以前押していた方向とは違う感覚をつかみました。

体を元に戻すと
踵を押して楽にルルベが出来ました。
それまで当たり前に無理があるとは感じていなかった状態が
きつかったんだな
流れが止まってたんだなとわかり
自然で当たり前の流れが
とてもさわやかで清々しく感じられます。

特別なことでなく、自分の当たり前に戻る。
ただそれだけです。