重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
膝裏が固まるのはこんなに辛いのか
先日、今までにないような
膝裏のひどい筋肉痛になりました。
ふくらはぎが上がってきて、膝裏に食い込むような筋肉痛。
自分の脚が腸詰ウインナーのように膝裏を縛られたようで
動かしている時はいいのですが、座ったりした後はじわじわとしか伸びず
折り曲げるにも少し注意が必要で
そんな経験は初めてだったのでびっくりしました。
炎症はないし、マッサージなどで、ほぼいつも通りに近くなりましたが
膝が伸びにくい人の膝裏を触らせてもらうと
固まっているはずの自分の膝裏より固まっていて
「この方はいつもこの痛みより辛い思いをされているのか!」と
自分の使い方を反省するとともに
その人の痛みを思い知りました。

膝裏が固まりやすい人は、膝を前から後ろに押す傾向が強く
膝を後ろに押すとふくらはぎは上に上がり、膝裏に食い込んできます。
前腿も固まりやすく、内転勤もハムストリングスも固まりやすくなります。
全身はつながっているので、整えた体幹部分も様子が変わってしまいます。
脚は体からどの方向に生えているでしょう?
後の方向には生えていませんね。
床方向に生えているのです。
生えていない方向に力を出すと、そこに筋肉がつき
固まってきます。
上の写真では膝を後ろに押しているので
脚が内に入り、下腿O脚になり
内側のくるぶしが押されて、土ふまずが落ち
足裏に重心が乗せられていません。
下の写真では、
坐骨~かかとがつながった状態で
ハムストリングスが始まる辺りから、足裏は動かさずに
脚の方向を合わせてもらいました。
膝が伸びないー股関節から方向を合わせる
更に坐骨から膝裏が今の場所より
もっと下にある、と意識してもらい、
更に足首ももっと下にあると、イメージしてもらいました。
黄色い丸で囲んだ足裏に乗っている状態が変化していますね。
普段のこんな意識付けが
少しずつですが、自分の体も運動のパフォーマンスにも
変化を促してくれます。



