体の感覚の差異がわかっていくとき

うまさきせつこ

うまさきせつこ

テーマ:ボディコントロール

体の感覚の差異がわかっていくとき

「せんせ~!
ずっと言われてきたこと、やっとわかるようになりました!」

この方は、以前から、膝を後ろ側に押される癖があって
いろんな説明をしながら、ずっと注意してきたが
その時はよくなっても、次に見ると戻っている、という繰り返しだったのが
自分自身で
これは膝を違う方向に押している!
というのが、感覚でわかるようになって来られた。

膝を押さない立ち方
膝を押している時

上の写真は現在の立ち方。
下の写真は、自分で膝を押してみたもの。
見た目はこれだけ違う。
体が前傾して、背中が落ち、反り腰気味になっている。
腿も固く張っている。

肩甲骨の位置を明確にする、股の底を床と平行にする
骨盤の幅の中から脚の方向を合わせる、足裏を均一に踏むなど
いろんなアプローチをしてきて、このところはとてもよくなられている。
前には、開脚で膝裏が痛いと言われていたのも、やはり膝を押していたが
膝裏や足首をほぐして、イメージの仕方も変えてみたりと
ひとつずつわかってことと、自分の感覚が合致するようになって来られた。

じっくり時間をかけて、繰り返し丁寧にやっていくと
なかなか変わらなかったものが、すっと薄側1枚を抜いたように
すっきりしてくる。
初めて来られた時を思い出すと、お風呂でしょちゅう転んでしまう
肩が盛り上がり、腕がいつも吊り上げられて上がっていたのが
嘘のようで灌漑深い。
努力されたなあと思う。

繰り返しじっくり時間をかけて、自分の感覚として実感したものは逃げない。
小さな1歩が新たな自信になる。
ひとつできたら、次もできる。

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Mybestpro Members

うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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