膝が伸びないー股関節から方向を合わせる

2017年3月29日公開 / 2021年3月3日更新

テーマ：ボディコントロール

コラムカテゴリ：スクール・習い事

膝が伸びないー股関節から方向を合わせる

以前は正座も無理、と言われていた方は、今は長く座っているのでなければ
正座もできるようになられましたが、伸ばす時にはすっきり伸びません。
体幹の整え方は進んでおられて、坐骨を押す感覚はおありです。
座って開脚した時には、ほぼきれいに膝が伸びるようになっておられます。
昨日は、立った状態でも、自分で方向を合わせて意識付けできるように
練習してもらいました。

最初の写真では足先は前を向いているのに
お皿は外に向いています。
外に引っ張られて曲げ伸ばしする時には膝の内側が固まり
痛みます。

2番目の写真では、足先はそのまま、
股関節から内側に向けてもらいました。
お皿の方向がやや前向きになりました。

最後の写真では、股関節から内側に向けた状態で
坐骨からの流れを中心方向に向けました。
お皿が前を向き、繋がりが見えます。
膝の内側の固まっていた部分が、随分スッキリしています。
「わ～！楽！」
まだ今の状態では意識付けを促しただけのことなので
今まで慣れ親しんでいる筋肉の状態は変わっていません。
ご自身で方向を合わせる意識を続けていくと
筋肉の流れが徐々に変わっていきます。

膝が伸びない、膝が曲げにくい、膝が痛い
これらは膝自体が原因ではないことが多いのです。

この日は今までで一番深いグランプリエをされていました。
参考：骨盤と脚を分けて脚の方向をコントロールできる準備をする
 股関節を引き込んで引き出す力とつながる方向を知る

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