新たに生まれる感覚を知る
どれだけ明確な意識を持っているか
夏過ぎまでのはっきりした予定が立てにくいので
先月に引き続き行けるうちにと、東京でのWSをさせていただいた。
続けて来て下さっている人が多いけれど
とても明確に、自分がどこをどうしたいのか意識して
どなたもすごく良くなっておられたのに驚いた。
この方は、昨年から度々来て下さっているが
先月おおっ!坐骨が動いてる!
と、叫んでいた方。
前回も随分良くなられたと思っていたが
今回来られた瞬間に既に印象が違って見えた。
体重も全く変わっていないと言うことだが
体が締まっている。
お顔が小顔に見えて、盛り上がっていた肩もすんなり下りて
脚の形まで違ってきている。
脚にとても力が入っていてハムストリングスもカチカチだったのが抜けてきた。
前回の写真を見ていささかショックを受けられたそうで
体幹部分の意識を一生懸命されていたらしい。
股関節がくっきり折れて引き込めるようになって
今回やっているうちに
開脚の感覚がが「おお!わかってきたぞ!」
(わかった時にはわかりやすく声を出して下さる(笑))
と、私が放っているうちに、無理なく出来るようになられていた。
新しく来られた方も、きつさが抜けていた。
相乗効果と言うのもあるのでしょうね。
ほぼ毎回来て下さる方。
骨のあるべき位置を意識して、流れに添って使う心地よさを感じられたところ。
過剰な力の入れ方や、流れを遮るやり方が少なくなってきて
体がきれいになっておられる。
とても柔軟でしなやかな体の方なのに
「自分には前後開脚は無理なんだ!」
と諦めていたかた。
前回は時間が足りずにできなかったので
今回は股関節を引き込み体幹の推進力を作る
でやっていることから、使い方をつなげていった。
無理なく、楽に流れが掴めた。
初めて開脚前屈から痛みなく脚を抜くことが出来て
感動して泣きそうになっている方もあった。
一緒にしている方たちが、私の言う注意を
何だか変な呪文のように唱えながら楽しくされているのも面白い。
そうか~。
皆さんにわかりやすいようにいろんな比喩を使ったり
イメージ作りをするが、私はこんなふうに言っているのか!と
自覚した。
どれもできるようになりたいと思われていることをそのまましたのではない。
そこに行きつくために通っていくところを
段階を踏んでしてきたことの全体の流れを理解して
自分なりに全体的な体の向上があるから
次々に良くなっていかれている。
病気があって体が変化したことを受け止めながら
出来ることをされる方もあれば
親の介護で来られなかった期間も、自分なりに研究して
出来ることを続けてきた方は、
以前と、脚の形が変わっていた。
どんな時でも、如何に明確な意識を持って、出来ることをやっていくかで
自分自身を変えられる。
自分自身からの能動的な意識がいる。
それぞれの方の自分を変えていきたい思いと
自分からの積極的な取り組み方に
たくさんの刺激を頂いて帰ってきた。