重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
どうやっていらない力を抜いたらいいの?
「せんせ~。
どうやったらいらない力が抜けるの?」
これは難しい質問です。
私が力の抜き方を言葉で説明したり
実際に無理な力がかかっていない状態を見せたり、触ってもらったりしたところで
実際に自分の体で実感しなければ
「いらない力が抜けた感じ」
は、その人にはわからないからです。
で・・
「思いっきり力を入れてみて」
と、キンキン、カンカンにしてもらいました。
自分自身で「力を入れている」と自覚しているので
そこで、どこに力を入れているか
力を入れていると思っている場所から、どこがきつくなっているか
自分で感じてもらい
そこから力を自分で抜いてもらいました。
「あっ!」
それで実感されました。
その後は
いつも膝の裏が痛いと言われていて
開脚はとうにできていたのに、
前屈では痛くて二の脚を踏まれていたのが
「せんせ!できた!」
脚の方向が合い、引き合えるようになっています。
痛くないから勇気を出して、先に進めますよね。
「推進力」も覚えられそうですね。
この方は腕がきつくて上がりにくかった人。
肩の痛い人の肩甲骨ストレッチ
で、肩がきつくて苦労されていたのが、上がるようになられましたが
「もう痛みがないんですよ」
と、後ろで手と手を合わせることをやってみたら
下の左手は腰のところまで持ってくるのも痛かったのが
随分上がるようになっています。
力の抜き方がわかったんですね。
こちらも楽に踵を押してルルベ。
踵を押してルルベができません
でもわかるように体幹部分の感覚のなかで、無理な力が使われていないことがわかりますね。
こちらの方は先月、神戸のWSに来られて
今月から毎週来られることになった方。
「あれからどんどん体が楽になってきて・・」
WSの時とは印象が変わっておられました。
開脚はWSの時、初めてされたそう。
レッスンの最後の方で
こんなふうに床に楽に付く開脚前屈が出来ました。
ずっとレッスンに来られている方たちが
「すごい~!
覚えるの早過ぎ~!」
一番、最初の方も新しい人に刺激を受けられたのでしょう。
終わってからメールが来て
「ほんとに嬉しくて 嬉しくて」
私もものすごく嬉しいです。
私も初めて開脚前屈できた時
開脚前屈から脚を後ろに抜くことができた時の喜びを思い出しました。
痛みなく出来るためには
いらない力を抜いて自然な状態になること。
それを知るためには「力の入っている状態」を
自分で自覚することからスタートです。
季節も春に向かっています。
さて次のステップに近づいていきましょう。