意識がどこにあるかで見える違い（体幹と脚）

このところ「体幹の推進力」について関連して書いているが
参考；体幹の推進力を使って開脚前屈の感覚を覚える
　　　おおっ！坐骨が動いてる！
　　　体幹の推進力をつないで股関節を中心から分ける　　　
レッスンでは、体幹からの流れを意識できる人が増えてきた。
脚に意識があるまま動く場合とまず体幹から流れをつないでいる場合は
どんなふうに見えるかをしてもらった。

4番からカンブレ（背骨をしならせる）の最初。

上の写真は、背骨の上下の引き合いがあって
股関節を引き込んで、坐骨から足先まで流れがあるもの。
（この引き込みについては股関節をきっちり折りたたむ、引き込むとは？を参考に）
背骨はもうひとつ伸びそうだが
軸足から垂直に股関節があり、脚は後ろ側に連れて行かれていない。
体幹の推進力と脚への力の流れがある。

下の写真は脚だけを伸ばそうとしたもの。
腰から丸くなってしまい、体幹は使えていない。
腰はありたい場所から大きく後ろ側に引けているので
脚の伸びも感じられない。
両足の幅は字際には変わらないのに
とても狭く見えている。

同じことを後ろから見たもの。
上の写真でも中心軸が気持ちずれているが
背骨がもう少し伸びれば中心に来、て軸足の角度も変わる。
下の写真では完全に軸足の上に載ってしまっているので
中心からこれだけずれて歪んでいる。
股関節や脚にかかる負担も大きい。

どこから流れを作るかで
これだけ違いが出る。