脚を高い位置で持つための脇、腕

うまさきせつこ

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テーマ:ボディコントロール

脚を高い位置で持つための脇、腕

高く上げた脚を手で持てるけれど、あまり高い位置で持てない。
手を放したらすぐ落ちてしまう。

これには脇、股関節の引き込みがいるが、両方一度には写真も載せにくいので
とりあえず脇、腕の使い方を。

脚を高い位置で持つ
寝た状態で脚を上げている。
股の底は骨盤前傾になりやすいので、段ボールの箱のように
底が脚方向から見ると、斜めに上がらないように方向を調節して
股関節を引き込んで坐骨を中心に寄せるということをしている。
これは言葉では難しい。
そうして、生えている方向に引き抜きながら脚を持ってきた。
これが常に中心から出力されていなければ、腕だけで持ち上げることはできない。
腕は肘で折れているが、腕力で持って行こうとすればきつい。

脇~肘を長く
肩口は前から後ろに回し下げながら
脇は引き込み、肘を遠くに伸ばしている。
脇~肘を長く伸ばし、電車の車両のように長さが変わらないのは
坐骨~膝を長く伸ばすのと全く同じ。
肘の内側のコリコリを遠くに引っ張って伸ばしている。

大きく押し出しながら折る
しっかり引っ張った状態で、両端を引っ張ったタオルの中心を押すように
肘を押しながら折ると、腕に負担をかけずに
脇から支えられる。

脚を高い位置で持つ2
立った状態ですると、このようになる。
坐骨の形がはっきりわかる。
骨盤と脚がくっきり分かれて、体幹部分は巻き込まれず
縮むことなくすっきり伸びて伸びている。

高い位置で脚をキープし
かかとが90度にくっきり折れるフレックスの状態は
坐骨からの流れがしっかり通っているからできる。
通りが悪い時、ねじれたり、方向が合わず無理な力がかかっている時は
フレックスの足は曖昧な感角度になる。

「脚が軽く、とっても楽」ご本人比で一番いい状態でできたとのこと。

手を放してキープ
手を放してもほぼ同じ位置でキープが出来ている。
股関節が引き込まれ、脚に連れて行かれない状態になっており
中心から引き合い、出力されているからだ。
張りのある体全体から出る脚は重みがなく、背中から腰からコントロールできている。

他の方が試しても、膝がスッキリ伸びない人もいたが
高い位置で持てる感覚をつかまれた。
喜ばれる顔がいい。
いろんなアプローチで体全体を整えることをやってきて、今まで難しかったことが
できるようになってきた。
この方はかなりの反り腰を
随分自分で調整できるようになり、腰裏がしっかりされてきた。
もはや柔らかいだけのフニャコさんではなくなった。

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うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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