今の自分を否定せず自分の言葉にして
使える体に至る状態を人に伝えて得る
うまくいかない体を明確な骨の位置に整えることを
相手に伝えながら、自分が覚えることを
昨日のWSで行った。
もちろん、誘導の仕方を覚えながらである。
説明したり、流れのイメージや微妙な力の加減など
教えるのに時間のかかることなので、直前まで違うメニューを用意していたが
通常クラスで行なってみると
どなたもが飛躍的によくなっているので
大変さは覚悟してやってみたが、みなさん夢中でされていた。
人の体が「通る」感覚は
それを促す人にも、ものすごく気持ちがよく楽しいことなのである。
特に継続して長く来られている人は
自分ではイメージがわかっていながら確信が持てないことを
人の体を通して知ることになり
とても上手に伝えておられた。
面白いもので、一緒にやってみると微細なこともわかる。
「先生は(うまさきのこと)こんなふうに触ってた」
「そこじゃなくて、もう少し上」
「今のは強すぎ。もっと軽めに」
「今のは方向がちょっとずれてる」
そんなことをお互い言い合いながらされていて
ほとんど感じていながらわからなかった明確さを
微調整しながら理解されていく。
経験の長い人が促される側の場合は、促す側をリードできることも
自然にされていた。
実際に他人の体を通してのイメージがあると
その後は、ほんの少しの言葉の示唆で
自ら体を変化されていかれている。
骨の位置の感覚が明確になると、少しの促しだけで
促す側の意図したとおりに反応が返ってくる。
ひとつの項目しかできなかったが
それでも、その中には多くの要素が入っている。
皆さん、伸びた背骨で素敵な笑顔で帰って行かれるのが嬉しい。