股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
重い荷物を持つと肩が凝って体が歪むんです
先日、久し振りにレッスンに来られた方は
肩甲骨が下り、いかり肩が気にならなくなって来られたが
「重いカバンやじょうろを持つと
肩が凝って体が歪んじゃうんです」
と言われる。
上の写真は「いつもじょうろを持つときのように」
してもらったもの。
このバッグは結構重い。
腕で持とうとされているので肩に力が入り、
重さに体が連れて行かれている。
これはきついし重いだろう。
下の写真は
それでも「脇の引き込み」が難しいと言う人に
で、やっていることを更に壁に背中をつけた状態で
肩が壁から浮かないようにして、肩甲骨を壁に押すようにしながら
腕を送り出してもらう感覚でバッグを持ったもの。
「あら~!ずごく軽いです」
両方の肩甲骨と背骨の安定で荷物を受け止めているので
同じ重さのものが全く違う感覚で軽く感じられる。
この安定感。
何年もされている方は、自然に体の中心を意識されるので
肩に重い荷物をかけたからと言って体が傾くことがなくなってくる。
実際にはこの矢印のように体が支えられ
力や重みを受け止めている。
「この荷物は重い」
と持つ前に見ただけで
頭の方は中心がどうだ、脇を引き込むんだと言うようなことはすっかり飛んで
荷物と直接つながっている腕の先を引き寄せて持ち上げる方にシフトしてしまう。
例え、脇の引き込みが、肩甲骨をはがすことが、背骨が・・と言うのが
うまくできなくても
まず肩甲骨に背中に、腰に支えてくれる手がある
或いはそこに力の源が合って、力が出ると
イメージを持って見るだけで、荷物の重さは変わる。
手から体の裏側に意識の持って行きどころを変えてみるのである。
細かいことがわからなくてもまずそこからやってみましょう。
参考:ペットボトルを使って肩甲骨はがしの感覚を知る