自分ができる段階での『最大』を通ること
体への意識の向け方の質
昨日のWS。
ここしばらく毎回やっている
股関節の引き込み、送り出しを自分の感覚として覚える
自分の中心にコントロールできるように引き寄せて
寄せた坐骨から脚の方向を合わせる。
床に着く面が大きくなり、ねじれて開いていた脚が痛みなく開く。
開脚から痛みなく脚を回す意識付け
前回から随分研究して下さったらしい。
マットなしでもできそうだったので、少し誘導したら、自分でできるようになられた。
これが人生初の開脚から脚を後ろに抜いたもの。
実際は脚を回しているのではなくて、体幹部の底の方向を変えていくだけ。
それがわかると痛みがない。
「股関節を中心から前後に分ける」
これは脚を動かしていこうとすると分けられない。
上下に引っ張った背骨と言う柱が前に移動するので
体幹からつながった脚が前後に分けられて送り出される。
脚主導で動くと股関節はうまく折れないで
骨盤とひとかたまりで動いて腿に負担がかかるが
体幹主導で進むと自然に脚が分かれて、負担が少ない。
股関節を中心から前後に分け、背中を反らすのでなく
背骨一つずつをしなやかに送り出したもの。
楽に背骨がしなる。
昨日のコラム二の腕裏側の意識
が感じられると体の裏側全体の通りが感じられるように発展させられる。
「いつまでも立っていられる」感覚でアラベスクが出来た。
1年ほど続けてWSに来られている方が昨日いらした時
お顔がすごく引き締まって見えた。
痩せた訳ではないらしい。
人の顔はにこやかに笑っていても
本当に自分に向き合う必要があるときには
いつもの顔とは違うものだ。
長いこと気にされながら、なかなか改善されなかったところが
「ひどい状態」から「少し気になる程度」までいっぺんに改善された状態で来られた。
今まで努力されていなかったわけではない。
おそらく意識の向け方の質が変わったのだろう。
人の変化の度合いはそれぞれで、一度に大きく変わる人もあれば
少しずつ薄紙をはぐように変わる人もある。
それでも心底必要が迫った時には、本質に意識が集中する気がする。
自分が求めているものが明確になる。