自分の可動域を出せる位置を明確に認識する

うまさきせつこ

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テーマ:ワークショップ セミナー

自分の可動域を出せる位置を明確に認識する

昨日のWSでは、自分の可動域が出せる骨の位置をしっかり認識してもらうことを
順序立ててやってみた。

2/12WS風景

誰でも、骨盤はここ、肩甲骨はここと、
骨がどこにあるかぐらいはご存じだし、肩甲骨が上がると肩も上がってくるし
きつくなることぐらいは知っておられるが
自分の体でどこにあれば楽にいられて、つながり、可動域が広がるところへ発展するか
どうすれば、それが感じられるかがわからなくて困っておられる。

例えばかかとに立って見て、そこから土踏まずを長く伸ばして
拇指球、小指球をつけたところまでは、体は無理なく楽な状態なのに
「そこで指をおいて」となった途端に
体全体が前傾姿勢になってしまう人もある。
体幹からの繋がりで立とうとしていたところが
指を置く段になって、意識が脚だけの感覚で立つことに移行してしまう。

脚そのもので立っている状態
体幹から脚に通して立った状態
上は脚の感覚だけで立ってしまい、太腿もふくらはぎもカチカチになっている。
脚の方向をまっすぐにしたいと思われているが
体幹からの繋がりがなく、固まっている。

誘導して無理な力を抜いて通してみたのが下の写真。
お尻の形から違う。
坐骨から土踏まずまでの繋がりは力を入れて通すのではなく
過剰な緊張のない穏やかな流れになっている。
体幹部分の感覚を明確にして、脚につなげていかないと脚の力は抜けない。

自分で「できない」と思い、何とかしたいとやっていることが方向がずれているだけで
本来は楽にすんなり伸ばせる体。
その時の感覚を感じながら、日常の生活やレッスンに戻ると
またいつもの感覚に戻ってしまうこともあるが、
自分の新しい感覚の方が少しずつ優位になってくれるように
繰り返し感覚をつなげて、探していく。

股関節を楽にして座れた状態
数回前には、横座りすると「きつい」と言われていた方。
繰り返し、体幹の骨の位置を認識しては、どんなふうに座るか、
試行錯誤されていたが
「楽に座れるようになりました!」
と満面の笑みで喜びのポーズ!

初めて来られた方も
「肩甲骨の位置が初めてわかりました。
こんなに下なんですね」
そこからの背骨の動きや、脚につながっていくことも実感してもらえた。

楽しそうな笑い声や笑顔が絶えない中でも
続けて来て下さっている方は確実に変化され
初めて来られた方も、しっかりお持ち帰りして頂いたと思う。

確実に自分の体の感覚として
どんな小さな感覚でも自分のものとしてつかんでもらえることをやっていきたいと思っている。
自分で感じられた「これ!」の感覚は
何にも代えがたい喜びであるからだ。
それが感じられたら、更に自分に向き合って行ける。

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Mybestpro Members

うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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