開脚から痛みなく脚を回す意識付け
ねえ、ほんとにやる気ある?
生徒さんがあるジャンルのダンスのレッスンで
先生に言われたそうです。
「はい。あります。」
と答えながら
(私の体はまだ繋がりがないんやな。
通ってないと言うことなんやな~。)と思ったとのこと。
ボディコントロールをされているから、こんなふうに思って下さったけれど
身体のことを知らない状態であれば
落ち込み方は半端じゃないと思います。
先生の気持ちも生徒さんの気持ちもわかりますね。
先生は一生懸命教えているけれど、どうしてできないのかわからない。
生徒さんの方は、やる気がないのではなく、言われたようにしたいのだけれど
体がそうはならない状態になっていたから、したくてもできなかったんです。
この方の場合はお腹が伸ばせなかったのです。
上の画像では坐骨が前に滑った状態で、骨盤の底が
横から見れば斜め上に上がって、楽に座れていない状態。
股関節にテンションがかかって固まってい折る状態。
そこで股関節を引き込んで、骨盤の底が床と水平になるように
座ってもらいました。
参考固いハムストリングスを伸ばし弛める
坐骨が立つ状態で座れました。
上の画像では肋骨がめりこんで、お腹は楽に伸びない状態。
ご本人も伸ばそうとするととすると鳩尾のあたりが痛くなる、とおっしゃっていました。
この状態って、抜けているんですが固まっている。
肋骨が斜め下の方向に落ちていて、ありたいポジションにないんです。
肋骨はグイグイ引っ張ると危ないので、注意する必要がありますが
肋骨を持ち上げて、ポジションによるお腹の固さ、柔らかさ、
伸び具合の違いを感じてもらいました。
肋骨がいいポジションにあり、無理なく伸びているお腹は
柔らかくて固まりがありません。
お腹を膨らませて体幹の感覚をつかむ(まぐろのおなか)
で、お腹がうまく膨らまない人や胃下垂と言われる人は
大抵、肋骨が落ちてめり込んでいます。
内臓も居心地の悪い骨のポジションだと言うことです。
落ち込まないで!
自分の情態と骨の位置を冷静に知り
意識して使っていくと変えていけます。
こんなふうに楽に座れるようになり、お腹も伸びました。
この後のバーレッスンやセンターでも動きが違っていました。
やる気はあるのにうまくできないのには原因があります。
それを知り、方法を考えていけば、「できる」に近づいていきます。
が・・
体で実感できると、とっても早いです。