股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
マダムのひなたごっこ
昨日の脇やお腹を引き締め、体幹の流れを知るストレッチ
は、何気ない日常生活の中でも
ゆったりした気持ちでテレビを見ながらでも気楽にストレッチしながら
感覚を磨いてほしくて考えたが
ストレッチは気持ちよくするもので、歯を食いしばりながらギイギイやるものではないと
私は思っている。
ゆったりするから、体はリラックスし、全体を感じたり気づくこともある。
何かを意地でも得ようと、必死にやるのも悪くはないが
どこかに力が入っていると得るものが少なく感じられる。
昨日のストレッチを更にいろいろ発展させると
体の裏側がつながりながら楽に脚を上げることもできる。
ゆったり体をつなげていく様子は「マダムのひなたぼっこ」のよう。
美しい海岸で、デッキチェアーでまどろむマダムっぽい。
緊張感たっぷりでやるのは、みんなで行うレッスンで。
自分で感覚を確かめる時にはゆったりじっくりやるのがいい。
ゆったりじっくり自分の感覚を確かめた後では
股関節がきっちり折れ、体幹部分がしっかり感じられるプリエも
椅子に座ってやってみるのと変わりなく、引き込み送り出せている。
自分自身の意識を持続することを繰り返し反復していくと
それが緊張感あふれる場でも当たり前にできるようになってくる。
グランプリエからドゥミプリエがうまく行かない人に
10回に一度でなく、10回が10回とも
同じクオリティでできていくようにするためには、
緊張感ある中にも早い動きの中でも、
ゆったりした感覚でできるイメージを体に覚えてもらうこと。
早い動きの中でも焦って見えないのは
全体をとらえるトレーニングが出来ているからだ。
感覚がイメージできないうちに早くすることをしようとしても
単にはやいだけで、繋がりが煮物になることが多い。
きちんとつながりができた状態をどんな速度でもできるように
していきたい。