股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
肩を上げずに真上に手を上げる感覚
先週はずっと、肩甲骨、脇~肘の関係について
いろいろ書いてきたが
今日はもっと小さな範囲で感覚を覚えていくことをひとつ。
通常、このように肘を上に上げると
肘は外を向いて肩幅より広い状態で上がる。
肩も上に上がってしまうことが多く
首と肩の間は狭く詰まってしまいがちになる。
これは肩甲骨を前から後ろに回し下げる時に
それと連動して肘方向に流れを送りながら
肩甲骨を繰り出すように肘を長く持って行く。
ここからが大事なところだが
同時に脇の下の方向を横向きでなく
前を向くようにすると
肩甲骨は横に広がり
肘が横に広がらず
肩幅の長さのままで腕が上がる。
脇の下が横を向いたままであれば
肩甲骨を留める感覚がとらえにくく
背骨も伸びにくいが
脇の下を前に向けると
感覚が明確になってくる。
ここから順に肘から先を伸ばしていくと
腕は広がらずにまっすぐに上がる。
結構、真上に手を上げることが難しい人は多い。
肩幅に肘先が上がれば
更に脇~肘が繰り出せるイメージも
この写真のように反対側の手で持ってみて
感じてみよう。
肩甲骨からつながってとどめながら
肘方向に流れを送る感覚も背骨の意識も
自分でシュミレーションできる。