伸ばす方向を違えると中心が変わってくる

伸ばす方向を違えると中心が変わってくる

中心から送る方向の意識が、順繰り出なく、先端部が先回りして動かしてしまうと
中心の意識と末端の意識が異なって、中心部分が影響を受け、バラバラになってくる。


昨日のお腹、背中が縮むと股関節はうまく折れません
の状態から股関節がきっちり折れた1番のプリエにして
股関節から出た脚の方向を面で合わせて鈍角に出してみた。

股関節に引き込んだ脚が無理なく伸びて、坐骨の形も見える。
ポイントに伸ばしてはいないが方向が合っている。


こちらは足先の意識が先回りして動いた状態。
股関節から出た脚の行き場がなくなり、中心が足先の方向に引っ張って持って行かれ
坐骨はどこでしたっけ？と言う状態になっている。
膝から下は本当に短く見える。
この状態から無理なくきれいに伸びることはない。
坐骨の感覚がなくなったと言うことは、体幹部分も影響を受けているので
せっかく、そこまで整えてきた位置認識がわからなくなってしまう。

背中もお腹も縮んだ状態になっている。
ほんの少し脚を動かしただけで、その方向が違って、一足飛びに先端が動くと
無意識に中心の感覚はあるはずのものがなくなってくる。
ほんの少しのことだからと、動かしている本人自体が違っている感覚に気づけなくなる。


股関節の中からはみ出さずに出た脚が、膝下も順繰りに送られて伸びている脚。
すんなり細くて長い。


わざと足先を内向きにした脚。
上の写真と比べれば、短く太く見える。

よく若い人が可愛く見せようとして、こういう足にするが
この習慣を続けていくと、もれなく締りのない体になれる。
腰痛、肩こり、膝の痛み、扁平足ともお近づきになれる。