重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
背骨をしっかり伸ばして、はみでたお肉を納める
男性はベルトの上に重そうにはみだしたお肉、
女性はウエスト周りのお肉をつまんで
「このお肉をどうにかしなくちゃ」
そうおっしゃる方は多いのですが
中年太り?
食べ過ぎ?
年を取れば仕方ない?
見た目に太っている訳ではなくても
お腹はタプタプ、肩はこんもり、脇肉はブラからはみだして
ノースリーブはご法度、ぴったりしたお洋服はとんでもない!
そういう方も多いと思いますが
日頃の生活習慣で、体にとっては不自然な状態でいるために
本来納まるはずのお肉が行き場を失って、はみ出していることが多いと思われます。
長年ついた習慣をすぐには変えられなくても、段階を追って
体が楽で自然な状態に戻し、スッキリした体になることはできると思います。
まずは、背骨をしっかり伸ばすところから始めてみましょう。
写真は20代後半の男性。
上の写真は床に寝た状態で、ご自分なりに最大に背骨を伸ばしてもらったところ。
ご自分のされているある競技の更なる展開のためには
自分の姿勢改善が必要と考えて、遠いところを来られています。
決して太ってはおられないのですが
骨盤の状態や肩甲骨の位置など、無意識の状態で来られたので
背骨を思うようには伸ばせない状態でしたが、
初回より熱心に日頃の生活から意識して頂いています。
下の写真は誘導して、肩甲骨を回し下げ
浮いた肩口や腕の付け根も肩甲骨のラインに合わせることをして
床についた肩甲骨の下から、背骨を一つずつ順に伸ばしてもらい
更に骨盤は足の方向に胴体ができるだけ長くなる状態に伸ばしました。
上に上がっているTシャツを
前も後ろもしっかり引っ張って伸ばすようなイメージで
伸ばしてみましょう。
股関節は脚と分かれるようにきっちり折り、立てた膝は
坐骨から膝までを長くしています。
はみでたお肉はすっきり納まり、骨の位置が楽な位置に納まっているので
「がんばった」感はありません。
上がっていた肩のラインも滑らかになり、
もちゃもちゃしていた脇から腰までのラインも、シャープなラインになっています。
まずはここから!です。
寝た状態のイメージがわかりにくい方は
集めて細長く伸ばす背骨の感覚
のように正座でされてみるのもいいですし
それができれば、すこし難度の高い
背骨が伸びる楽な体育座りの意識付け
を試してみるのもいいと思います。
正座は無理!という方は
パソコン作業中の環境を整える
での座り方をお試しください。