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コラム
段階を踏み肋骨の方向を考えて立位体前屈
2015年4月15日 公開 / 2021年3月3日更新
段階を踏み肋骨の方向を考えて立位体前屈
以前から気になって仕方ないことがありました。
ある舞台で、お辞儀をするシーンが繰り返し出てくるのですが
1人として下腹が感じられるお辞儀をする人がいない!ということ。
そういえば、そんなお辞儀が出来る人は人生でも数人しかいらっしゃらなかった気が・・
立位体前屈も、レッスンの中でも呼び方が変わって出てきますが
やはり腰が後ろに引ける方がほとんど。
これは下腹が縮んでいるのです。
下腹が縮むと骨盤は後傾するので、立位体前屈は出来ても
携帯のような2つ折りにはなりません。
肋骨を背中の方に押し付けて、めり込ませてしまうと
お腹はどんどん縮み、「抜ける」ことができません。肋骨の形が
体の方向に合わせて向きを変えただけのことなのですが
頭を膝につけようとして、お腹も背中も真ん丸!になってしまうことが多いのです。
肋骨の方向を考えて、肋骨の形がなくならないように伸ばしていくと
楽に伸び、自分のお腹はここまで伸びる!と実感できます。
体が2つ折りに近くなったら
肋骨の下をバケツの底をひっくり返すようにして
そこから更に、肋骨の力、頭の力を抜き、ぶら下げるようにすると
頭が今にも床に着くんじゃない?
というくらい、楽に伸びてきます。
この方もぐーんと後ろに腰を引かなければ立位体前屈が難しかったのですが
正座の状態では、人生初めてくらいの感覚でお腹が伸びた!
と、びっくりされていました。
肋骨の方向を試行錯誤して感覚をつかんでいけば、もっと
2つ折りに近い前屈もできるようになられるでしょう。
先日のコラム自分が出来る段階での『最大』を通ること
でも写真で解説していますのでご参考に。
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