開脚から痛みなく脚を回す意識付け
通る体幹を意識して使っていくのは
時間が必要なことだけれど
通る体幹をキープする
背骨をお腹と背中でサンドするイメージを普段の生活の中から意識してみよう。
これなどは、背骨のしなりや骨盤からの流れを脚まで通しているが
とても気持ちよく楽そうに見える。(実際輝くような笑顔です)
「がんばって反ってやる!」
「脚をしっかり上げる!」
と、決死の覚悟でやっていれば、こんな感じにならない。
背骨をひとつひとつ順に送り、肩甲骨から脇、腕をつなぎ
骨盤と脚を分けつつつなげて
何よりお腹と背中をサンドする意識があるから
痛くないし傷めない。
(もちろん可動域はそれぞれの今の体の状況による)
特に「反る」動きになると
背中をグイグイ押しがちになり、お腹がベロン。
そこまで行かなくても力のバランスが悪くなりがちになる。
もちろん、背骨は順に送り出されているのでなく
単に前に押されているだけの人が多い。
多少できる人はちょっと痛いな~と感じながら更に負担をかける。
もともと固い人は
「ひゃ~!痛い!無理!やっぱりできないわ」
となる。
以前に床に寝た状態で90度の直角で体を反らす人がいて
思わず「やめて!」と言ったことがある。
特に背中の柔らかい子供などは気を付けないと
反れることはいいことだと、無理なやり方で、ガンガン押して
腰椎分離症とかすべり症になっていることがある。
自分の体は自分で守りながら、可動域を広げていかなくては
想像はできても、誰にもその人の痛みの感覚はわからない。
お腹と背中をサンドする感覚を
「こんな感じだろうか?」と試しつつ
ひとつひとつの背骨の感覚を確かめていく。
胸椎周りは柔らかかったり、腰椎周りが固かったりと
背骨は1本の単位ではないので、それぞれの場所で違う。
背骨を柔らかくサンドして守りながら、自分の感覚を育てていきたい。
横サンド縦サンドでぶれない体幹