自分自身で模索してつかむ感覚　　　　うまさきせつこのボディコントロール

自分自身で模索してつかむ感覚

嬉しいメールを頂戴した。

この方は遠方の方で、わざわざ新幹線に乗って
レッスンを受けに来て下さる方だが
ご自分でも日々、体のことを模索しておられて
時々、メールで質問頂いたりする。

先日も質問されて、ワークショップの時に見て上げればよかった！と
思いながら、できる範囲でお答えした。
どうもうまくいかなかったようで、試行錯誤中！と言うことだったが
今日のメールでは

『ふと、言われていることを一旦考えないで
自分の体の感覚をさぐってみました。
どうするときつくて、どうやったら楽になるか。

少し楽になったところで、アドバイスを
注入。

バッチリとは言えないですが、
何か大切な感覚を掴んだ感じがしました。

頭で考えなくても、体が誘導してくれるような
そんな感じがほんのほんの少しだけあるような気がしました。』

自分自身で感じて得る感覚は何より確かで大切だと思う。
私が言うことが全ての人にすんなり入っていくとは限らないし
こちらもその人に伝えられるように
試行錯誤している。

双方が合致して生まれる意識は、すごくお利口さんで
考えなくても自分自身を導いてくれる。

遠方から来られる方は、近くの方に比べて、頻繁に来られるわけではないから
来られた時には貪欲にレッスンされる。
私のコラムを毎日のように見ては研鑽して下さるのに頭が下がる。

もちろん、そういう方は地元でも、レッスンを受けておられる方が多いが
直接、指導されない状態で、ひとりで考えながら
次に来られるまでに更に得られる状態にしておこうと
努力されているから、毎回、確実に何かを持って帰られる。

誰かに何とかしてもらおう、ではなく
自分自身で考えながら、考えたことを確認する。
自分のちょっとおかしなところを人に指摘してもらうのも
すごく大事なことだ。

ひとりで誰にも見てもらわず、やっていると
ちょっとした狂いの積み重ねが、大きく体を変えてしまう。
私自身もよくある。
早めに人に発見されて、「あっ！」と思うこともある。
自分のセンサーは、繊細でいとも簡単に狂うこともある。
初めから勘違いしていることだってある。

人に言われて気付くことも大事なことだ。
自分が試行錯誤しているから、言われた時につながりやすい。
何もしていなければ、感じることが少ない。

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